■ はじめに
今回は最近の養護学校はどういう状況なのか、その内容を知りたいと思い、鎌倉養護学校を取材させていただいた。校長先生をはじめ四人の先生方に一堂に会していただき、お話をうかがうことができて、その教育の特色と現状などについてお聞きした。
さらに、そこを卒業されたお子さんを持つお母さん、青木保子さんと小尾麗子さんにも、後日取材をさせていただいた。
青木さんのお子さんは小学部から高等部まで一貫して鎌倉養護で学び、その後は青木さんが開設した地域作業所で働いている。
小尾さんのお子さんは小学校が近くの普通級、中学校が特殊学級、高校が鎌倉養護で、現在は茅ヶ崎市内で一番大きな施設の中にある作業所と、藤沢市にある「つばさの会」という会で活動している。
お二人のお母さんに、お子さんの小学校入学から高等部卒業までを振り返っていただき、お話をお聞きした。以下それをまとめたものである。