神奈川県高等学校教育会館

民間援助を行うNGOの活動の支援、国際理解の教材つくり


国際ボランティア支援
  
 第2次世界大戦が終わり1948年、国連は「人間の尊厳と自由」「自由権と社会権」を世界に発信した。「世界人権宣言」の第1条、第2条である。そこには「すべての人間は生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳及び権利についても平等である。人間は、理性及び良心を授けられており、互いに同胞の精神を持って行動しなければならない。」「すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由とを享有することができる。」
 それから60年、いまだに市民に対する人権侵害は世界中で後を絶たない。戦争は最大の人権侵害と考えるが、冷戦終結後も世界中に戦争や紛争が蔓延し、各地で暴力の連鎖が深刻化している。国連など国家間による人権侵害の禁止への取り組みはなかなか成果が見られない一方で、マスコミにはなか登場しないが、世界中で多くの非政府組織が活躍している。今回の助成を受けて、イラク、パレスチナを中心に、困難な状況の中で活動しているNGOを支援した。ロンドンに本部を置き、世界140カ国以上に100万を超える会員、支援者をもち、1977年にはノーベル平和賞、国連の人権委員会に参加資格を持つNGOでもあるアムネスティインターナショナルの活動にも参加した。
 
 今研究助成では具体的に以下の活動を行った。
  1. パレスチナ関連
    • 「パレスチナを記録する会」主催集会への協力と参加
      2007年7月28日、12月24日、2008年3月15日 の計3回
       (詳細は別紙)
    • チャリティーイベント 〜どがんすっとね?日本ば!パレスチナば!協力と参加
      5月18日 (詳細は別紙)
  2. イラク関係
    • 劣化ウラン弾禁止集会(11月11日)協力と参加 (詳細は別紙)
    • イラク医療支援(JIM−NET)「愛の義理チョコ作戦」支援 (詳細は別紙)
  3. アムネスティ関連
    • アムネスティの活動である「良心の囚人」の釈放を求める活動と、人権が脅かされている国々に対しその改善を求める運動(内容としては当該国の責任者に対する抗議の葉書とその発送活動、講演会の企画など啓発活動が主)を進めた。
    • チャリティーコンサート(2008年3月7日)の協力と参加 (詳細は別紙) 
戻る