![]() |
財団法人神奈川県高等学校教育会館教育研究所は、「国民の教育を受ける権利を充実発展させていく立場から、高等学校教育を中心とした教育の理論的並びに実践的研究を行うことを目的とする」(教育研究所設置規定第3条)もので、1986年に設立されました。
研究所員は神奈川県立高校教員を中心に研究者や市民により構成されています。研究対象は教育現場、特に高校教育現場で起こる様々な教育事象すべてといって過言ではありません。取りあげたものの中からいくつか紹介すると、「カリキュラム」「単位制高校」「子どもの権利条約」「学校五日制」「外国人教育」「高校入試」「高校再編」「学習指導要領」「高校生の実態」などまさに多岐に渡ります。
当研究所が発行する研究誌・ニュースは「ねざす」という名前です。この「ねざす」は「植物の根が土の中にしっかり延びる。もとづく。もととなる」の意です。教育現場の問題を研究所でとりあげ、分析し思索し議論した結果を再度現場に戻し、現場の実践に「ねざす」ことができるよう努力しています。
![]() |
現在主に、以下のような活動を行っています。
- 出版物
- 『ねざす』の発行(年2回)
所員の論文を中心に教員・生徒・研究者・市民の方に執筆をお願いし、神奈川県の高校教育について多角的に検討しています。一冊100頁前後の冊子です。- 教育研究所ニュース「ねざす」の発行(年3回)
その時々に話題になっている問題等に焦点を当てた論文を掲載します。4〜6頁で手軽に読めるようになっています。
- シンポジウム
- 毎年、秋にシンポジウムを研究所主催で開催します。近年のテーマは、「格差社会の中で高校はどうなるか」(2007年)、「貧困の連鎖と学校」(2008年)、「再編の10年 その到達点を探る」(2009年)です。
- その他
- 所員会議は定期的に行われています。また、独自調査の打ち合わせ会議などが適宜行われ、自由討論や合宿なども行っています。