編 集 後 記

 11月上旬、 札幌に二週間遅れで初雪が降ったというニュースが届いたが、 この 『ねざす』 36号の発刊は一ヶ月遅れとなってしまった。 例年シンポジウムに間に合わせるように刊行してきている 『ねざす』 だが、 今年のシンポジウムの開催が一ヶ月遅れとなったため、 編集作業もそれに合わせることにしたのである。
 特集を二つ組みました。 前期再編計画を振り返って、 準備委員としてご苦労されてきた方々に参加していただいて、 座談会を行いました。 後期再編校のお役に立てれば幸いです。 もう一つは、 独自調査2005 「定時制高校から見えるもの」 というテーマで実施した中学生の進路状況調査と定時制高校教員へのインタビューの結果報告です。 全日制高校に行きたくても行けない生徒たちの姿を、 12月開催のシンポジウムでもとりあげて考えたい。
 代表が黒沢惟昭氏から佐々木賢氏に交替しました。 黒沢氏にはお忙しい中、 所員会議に参加していただきました。 佐々木氏で代表は 4 代目になります。 今号は過去・現在の 4 人の代表が揃って原稿を執筆しています。 初代の小山文雄氏は 「ねざす談義」 を絶えることなく寄稿していただいています。 2 代目の杉山宏氏は毎回長文の戦後教育史を連載してくださっています。 編集にあたっている特別研究員も交替しました。 本間正吾氏に替わって、 中野渡強志氏と三橋が担当しています。 こちらは10人目ということになります。 そして、 来年は教育研究所の創立から20年の節目を迎えます。 今年の特別研究員 2 人は創立に関わった 2 人でもあり、 感慨深いものがあります。
                    
(三橋 正俊  教育研究所特別研究員)