2.「学校設定科目」について

 なお参考資料として後に学校設定科目の一覧をのせておく。ただしカリキュラムの細部はいまだ編成中のところも多く、とくに学校設定科目は県教委への届け出も必要であるところがら、実際にこのとおり設置されることになるかどうかは流動的である。

 1999年度入学生のカリキュラムにおいて、学校設定科目をもっている学校の中で平均をとると4.58科目であった。その中の最多は29科目であった。それに対し2003年度入学生のカリキュラムでみると、同じく平均は14.33科目、最多の数値は59になっている。
 また学校設定科目を持っている学校の数をみると、1999年度入学生のカリキュラムでは、学校独自の科目を設定していない学校が30校あった。それに対し2003年度入学生のカリキュラムではその数は6校にすぎない。なんらかの学校設定科目を置く学校が圧倒的な多数を占めるようになっている。
 下のグラフは学校設定科目の増減をパターン化したものである。1999年度の時点では学校設定科目を持っていなかったが、2003年度には学校独自の科目を置くことにした学校、あるいは1999年度時点ですでに学校設定科目を持っていたが、2003年度にはそれを増やすことにした学校、これをまとめて「増加」とした。またその逆を「減少」とした。
(図4)

 なお参考資料として後に学校設定科目の一覧をのせておく。ただしカリキュラムの細部はいまだ編成中のところも多く、とくに学校設定科目は県教委への届け出も必要であるところがら、実際にこのとおり設置されることになるかどうかは流動的である。