神奈川県高等学校教育会館

インターネットなどの情報を活用した探求的学習の研究



元石川高校理科有志
  
  1. 研究の目的、ねらい
    理科総合A・化学T・化学Uや生物Tで学習した知識をふまえて探求的学習に取りくみたい。インターネットなどの情報をどのように探求的学習に生かしていけるか、可能性を探っていきたい。
  2. 具体的なとりくみ
    1. 日常の授業:資料のデータ解析などをとおして発展的に考察をおこなう。
    2. 実験:実験のキーワードなどについて調査し報告書にまとめる。実験を人間社会との関係や環境保護などと関連させて考察する。
    3. 課題文:興味・関心をもつテーマについて、調査した資料などにもとづいてみずからの考えを文章にする。
  3. 課題研究のすすめ方
    探求的学習では資料調査の方法がポイントとなる。インターネットの資料とともに、さまざまな方法で資料を集め、内容の豊かな研究活動を目指した。
    1. インターネットの情報については、探求的学習の出発点として位置づける。
    2. インターネットの情報を資料として使用する場合は、出版物など他の資料と比較検討する。
    3. 博物館や大学の研究室を訪問しアドバイスをもらうなど、「自分の足」をつかって資料を集める。
    4. 実験・観察やアンケートなどをおこない、一次資料をもとに探求的学習をすすめる。
    5. 周囲の人(中学校の先生、家族など)に協力を求める。
  4. 1年の反省と今後の課題
    1. 日常の授業および実験については予定どおりとりくめた。
    2. インターネットは出発点にしてほしいと考えていたが、研究の中心してしまう生徒が多かった。他の資料と比較・検討したり、より内容が豊かな研究をおこなえるようになることが、今後の課題といえる。
    3. 文章を書くことにより自分の考えを表現することは、テーマについて理解を深めるための重要なプロセスである。資料をもう一度とらえなおし、自分の考えを構築していくことが重要である。
    4. 目標となる報告書や文章を例示し、それを読み取っていく「演習」を平行しておこなうようにしたい

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