神奈川県高等学校教育会館

コミュニケーション英語の授業のあり方について



英語教育サークル

  
  • 研究題目
    新学習指導要領に向けた「コミュニケーション英語」の授業のあり方についての研究
  • 研究の概要
    • 研究構成員同士ばかりでなく、外部の中学校・高校・大学の研究者・実践家を招き、実践交流を行うことができた。
    • 実践交流の内容は英語教育の多くの部分をカバーするように努めた。授業で使えるアイディアや授業のつくり方に重点を置いたが、7月のチャンツ、レシテーション、10月の英語を通した平和教育、11月、12月の「協同学習」「同僚との共同性」など英語教育に関する幅広い分野や周辺分野について学習を深めることができた。
    • 単に1時間や数時間単位の英語授業だけでなく、高校3年間を見通した授業デザインについても数回取り上げ、大きい視点に立った授業づくりについての示唆を得られた。
    • サークル活動で研究構成員が英語指導力を身につけ、そこで得られたものを生徒に授業の中で還元することを心がけた。
    • 新学習指導要領によると、「コミュニケーション英語」という科目が新設され、「英語の授業は英語で行うことを基本とする」ということがうたわれている。このようなコミュニケーション重視の英語教育の展開が求められる中で、従来の高校で行われていた訳読式教授法は大きな転換が迫られている。こうした流れの中で、9月に英語で行う英語の授業の実際をビデオで見て、ワークショップ形式で体験することができたことは有意義であった。50分の授業のどういう場面で英語を使うことが可能で、またそれが効果的なのかを学習することができた。
    • 特に中学校での英語授業作りについては、9月を除く毎月紹介してもらい、中学校でどのような授業を受けたきた生徒が高校に入学してくるのかイメージをつかむことができ、高校入学生がスムーズに高校の授業に移行できるという中高連携の視点を深く意識できたことが貴重であった。
    • 10月には神奈川県内だけでなく、東京・千葉の先生方と協同し、合同研究会をもち、幅広い観点から実践交流ができた。
    • 今後の活動では、「中高連携の視点」と「英語を使った英語の授業」という2つの点に重点を置きながら研究を継続していきたい。

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