神奈川県高等学校教育会館

高校生ボランティアが大学生ボランティアに発展する支援



支援教育研究会
  • 高校時代のボランティア体験の検証
    高校時代のボランティア体験を客観的に大学生になった立場から振り返る作業を行い、個々に検証することを行った。まず当時の顧問であった代表者の石橋からレポートを提出(別紙レポート外語短大附属高校ボランティア部の活動)それをもとに、現在大学生であり、外語短大附属高校ボランティア部OBの加藤木の実さん、今枝佳子さん、青木康太君の3人に振り返る作業に参加してもらった。この3人については外語短大付属高校ボランティア部とユース国際ボランティアのアドバイザーとして高校生ボランティアのリーダーとして活動してきたこと、さらに大学生ボランティア組織を作りたいという志向性を持っていたからである。彼ら3人の高校生時のボランティア体験の検証については別紙にまとめた。
     高校生ボランティア体験から得た経験を生かして、加藤さんはタイでのエイズに対しての医療ボランティアに複数回参加しており(彼女は看護学部の学生である)、バングラデシュの学校作りの結果の確認ツアーを企画するなど独自の活動をすでに展開している。あとの2人も加藤さんと同じ大学(慶応大学湘南キャンパス)にいて、さまざまな大学の自主的活動の中心人物である。
    3人の高校生ボランティア体験の最大の要因はやっていて面白かったことをあげている。これはやらされる奉仕型ボランティア体験からはなかなか得にくいものであり、教員主導の自治的諸活動からはもっとも欠けている内容であった。さらに自分たちが、いいこと考えていることに関しては今できることをふつうにやればいいと自然体で行っていることである。こういったスタイルは海外帰国生を多く含んだ外語短大附属高校では比較的自然なもので、日本の高校にあるボランティア活動を偽善的なものとみなす、高校生特有のシニカルなスタイルから自由であったことがあげられよう。ちなみに上記の3人のうち2便が海外帰国生である。
  • 大学生ボランティア組織のはじまり
    高校生ボランティアの検証を行ったあと、3人の大学生と支援教育研究会のメンバーで今後大学生ボランティア組織を立ち上げそこと支援を期待している障害児教育機関との橋渡しや国際協力のボランティア組織と連携して大学生ボランティアを派遣することを考えている。そのためのネットワークつくりのためのホームページを立ち上げ今後はそのホームページを通じて大学生ボランティアを組織化していく方向性にたっている。
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